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zoom RSS TPP交渉参加の愚行

<<   作成日時 : 2011/11/07 14:32   >>

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  野田首相は、アメリカから圧力を受けて、TPP交渉参加を声高に主張し、外圧を利用して日本の関税を撤廃し、日本の国情をアメリカに同化させようとしているかのようだ。

 日本製の自動車や電気製品がいかにアメリカなどに大量に輸出できたとしても、日本が豊かにならないことは、今までの貿易統計やその他の経済統計から明らかであろう。日本からの輸出が増大すれば、その度ごとにアメリカは日本にさまざまな要求を突きつけ、揺さぶりをかけてきた。今の日本は、何の交換条件で、アメリカ側の言い分を呑もうとしているのだろうか。

  日本のテレビや自動車がアメリカをはじめとする海外に輸出攻勢をかけても、韓国や中国などからすぐに追いつかれ、日本のこれらの工業は衰退をやむなくされるだろう。そして、地球上の天然資源を浪費し、自然界を汚染する。

  そして、日本は、天然資源が乏しく、食料自給率がカロリーベースで約40%しかないのだ。食料の多くを海外に依存している日本が、関税を撤廃したならば、その影響は農業どころか、全ての一次産業に及ぶであろう。食料自給率が大幅にダウンすることが当然予想される。野田政権は、食の安全や食料安全保障の問題をないがしろにしているように感じる。

  TPPが実施されれば、まず日本の農業が各地で立ち行かなくなり、食料自給率は大幅に低下する。そして、各地で伝承されてきた農業技術が消失する。その後、TPPは失敗だったなどとして、農業を再生させようとしても、失われた技術は回復不能となるだろう。

  また、日本の各地で水田がなくなり、河川の治水問題にも深刻な影響を与えるであろう。雪解け水で水位が上がる河川をどのようにコントロールするのか。日本の農業が崩壊すれば、日本の自然に大きな負荷を与えてしまうことが危惧されるのだ。そして、せっかく人工増殖により自然界に放鳥された特別天然記念物のトキも、自然界で自生することが困難になることであろう。日本の自然は、日本の農業と一体になって維持されてきたのだ。

  先に民主党でTPP参加を主張し、その後の地方選挙で自民党から大敗を喫した菅直人氏を、野田佳彦氏の名称に変えて、さらに続ける(この野田首相のこのスタンスでは、今後も地方選挙のみならず、国政選挙でも民主党の大敗が続くであろう)。

  今の野田佳彦氏が率いる民主党を中心とする政権は、日本を滅ぼそうとしているのだろうか。日本の領海から境界線をなくし、日本の国家としての枠組みである社会的、経済的基盤の境界をも、海外との間で溶解させようとしているように思える。国家が他国との境界をなくして、国家主権を守れるはずがない。

  TPPを実施したら、日本の内需は大きく低迷するだろう。野田政権は、こんな自明のことが読めないのだろうか。農林水産業や商工業を含め、それに従事する個人や零細な事業者などが、大きな打撃を受けてしまうだろう。特に農林水産業は、壊滅的打撃を受けるだろう。

  ところで、日本の関税自主権は、西欧列強に強行に開国を促されてから締結させられた不平等条約の改定の過程で、苦労して獲得した歴史がある。歴史年表では、1911年にやっと米国を相手に日本の関税自主権が確立したことになっている(参照:『読むだけですっきりわかる日本史』・「関税自主権の回復」、P282、宝島社文庫、2008年6月発行、\476<税別>)。

  そのちょうど100年後の今年2011年に、関税自主権の放棄ともとれるTPP参加を野田政権は、国民に十分な情報開示や説明もしないで、強行しようと画策しているようだ。相手国としては、貿易品目の種別や貿易量からして、特にアメリカが意識されているようだ。

  政治は、財界や経済界を説得できる力、そして、指導できる力を持つべきだ。一部の財界や経済界の要望に応え、外国に対して関税自主権を放棄したり、国境線や経済水域の譲歩と引き換えたりして、貿易の拡大を求めるなどの愚は、絶対にしてはならない。TPP交渉参加は、外交上、その後の交渉離脱の困難さを考えると、交渉参加そのものが愚行であると思えるのだ。

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